第1部・・行政書士は食えるのか?再び
おはようございます。
3月月前に行政書士は食えるのか?ということについて、ブログで私見を述べましたが、ここ3ヶ月で「行政書士って稼げるんですか?」と言うのが1番質問されることが多かったです。
そこで稼げる稼げないではなく、行政書士は食えるのかについて、3ヶ月前より詳しくお話します。
4~8月ぐらいは、今年の合格者が多く行政書士登録をすると思いますので、参考になれば幸いです。
3部構成として、3回に分けてお話します。
1部・・行政書士は食えるのか?
2部・・稼げる行政書士とは?
3部・・新人にお勧めの業務
今回は第1部です。
【今回のお話の重要な前提として、①私は開業5年で食えている行政書士であること。②稼げるのは人によるという当たり前のことは言いません。】
では前提を念頭に置いて頂いて、本題に入ります。
第1部・・行政書士は食えるのか?
これから登録を考えている行政書士試験合格者の皆さんは、1番気になるのではないでしょうか?
では結論から行きましょう。
行政書士は食えません!!
これが食えている行政書士である私が、あえて言わせて頂く回答です。
私の食える食えないの定義は【行政書士資格登録をすれば、求人がある又は、独立開業した場合、そこまで営業しなくても、最低限食えるぐらいは仕事が舞い込んでくる(年収350万円ぐらい)】
という所が基準になっています。
理由その1
若い人でも就職先はほとんどない。特に40歳以上は無理に等しいのでは?
理由その2
行政書士というだけで、行政機関やその他団体から依頼される定期的な仕事は原則ない。
理由その3
ほとんどが単発仕事なので、常に収入が不安定。
以上です。
理由1はそのままですが、理由2に関しては、たまに行政書士会が行政機関から依頼された仕事を会員に紹介してくれることはあります。
コロナの時は事前確認機関として大きな依頼はありましたが、今後は期待出来ません。
あとお小遣い程度ですが、行政書士試験監督員や、支部によっては、区役所相談員や遺言書の証人依頼を会から回してくれたりもします。
理由3の説明は後日にお話する3部に譲ります。
ただ食えない資格ですが、食えている人は沢山います。
食えない資格ですが、稼げるチャンスは色々と転がっている資格でもあります。
なんとなくの私の感覚では、半分以上の行政書士が、行政書士だけでは食えないと思います。
しかし年収1000万円以上の行政書士も結構普通に出会います。
では稼いでいる行政書士はどんな人か?
次回に続きます。
東京都 足立区 北千住志村司法書士・行政書士事務所